「うつわを知れば、暮らしはもっと楽しくなる」おしゃれライフプロデューサー・Mariさんに聞く、うつわ使いとスタイリングの極意
- 粟村千晶

- 2 時間前
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こんにちは。POTTERY × POTTERY 編集部スタッフです。
今回は、おしゃれライフプロデューサーのMari(柳万理子)さんの、うつわ選びのこだわりや、うつわの知識のキャリアへの生かし方などについてお届けします。

Mariさんは、自宅サロンでの料理教室や企業のケータリングなどを行いながら、弊社のテーブルウェアスタイリスト名古屋支部を主催しています。
この記事では、2026年5月に髙島屋大阪店で開催された「暮らしのときめき新発見Good Things Good Life Fair withうつわ検定」で手掛けたディスプレイのポイントのほか、食のプロならではのうつわ使いなどを詳しくお伝えします。
-先日の髙島屋大阪店でのディスプレイのポイントを教えてください。
「うつわ検定」のイベントということで、うつわ使いや小物の合わせ方などの、こだわりをお聞かせください。

ディスプレイのポイントは、おうちでできるお店のような雰囲気です。
見た方が「自宅でもできそう」と思える再現性のあるディスプレイにしました。
大きめのカッティングボードにうつわを並べてカジュアルにすることで、ご自宅でもまねできるようなテーブルにしました。
また、このテーブルでも使っているガラスのうつわは、テクニックとしてよく活用します。
ガラスは万能でおつまみを盛り付けるだけで、おしゃれに見せてくれます。
-料理教室やケータリングなどプロの現場で、うつわ選びや組み合わせで大切にしていることは何ですか?

うつわは、まず料理ありきで選びます。
先日、ガレットのレッスンをしたのですが、ガレットはフランス北西部・ブルターニュ地方の料理です。海に囲まれた田舎町なので、フランス料理のようなかしこまった雰囲気ではなくナチュラルにしたいと思い、磁器は使いませんでした。
また、料理を引き立てるため、テーブル上にはものを置きすぎないようにしています。
ガレットレッスンの際も、装飾はシンプルなお花を飾るだけにし、引き算を心がけています。
ほかには、調理道具の代わりにお皿で混ぜる、アスティエのうつわにフルーツを盛り付けて特別感を出すなど、「ディスプレイとしても美しい」うつわ使いにもこだわっています。
-うつわ検定のテキストスタイリングも手がけられましたが、料理の仕事をする上で「うつわの知識」がどう生かされているか、うつわに詳しいことのメリットなどを教えてください。
以前、飲食店を訪れた際に、アツアツのお鍋料理が磁器で出てきたことがあります。
そのとき「うつわがかわいそう、もっとほかの素材のうつわにすればいいのに」と感じたことがありました。
うつわの知識があると、適切な使い方を判断できるようになります。
また、レッスンの際にも、「このメニューなら、このうつわがいいな」といくつものパターンが浮かび、引き出しの多さもメリットだと感じています。
-ふだんの生活でうつわを選ぶ際に心がけていることや、新たにお迎えする際の「決め手」はありますか?

持っているうつわは、料理を引き立てる白が多いです。
ただ、リムのデザイン1つで、料理の見え方や印象がかわるので、白でも色味や素材、形が違うものを何パターンか持っています。
また、料理教室をしているので、生徒さんにすすめる上でも、電子レンジ対応や耐熱など、機能面にも注目します。
基本的にうつわを選ぶ際は、しっかりリサーチするというより、そのときの直感で選ぶことが多いです。
瀬戸や多治見にときどき足を運んでいますが、特に作家物のうつわは一期一会。
その時を逃したら二度と手に入らないものもあるので、気に入ったら買うようにしています。
その際は、レッスンに使えるよう6枚(2枚の場合もありますが)単位で購入します。
時には、トレンドを意識して流行のカラーのリムのうつわを取り入れることもあります。
また、あると便利なうつわも教えてくれました!
〔食のプロがよく使う、あると便利なうつわ〕
お盆やトレイは好きで色々なものを持っています。
うつわを並べるだけでまとまりが生まれますし、おもてなしの雰囲気が出ます。
また、豆皿も便利で、木の箱に並べて、お弁当に使うこともできます。
さらに、角皿もおすすめです。
和食や洋食など、さまざまな料理に合いますし、それこそ豆皿を載せても素敵です。
-たくさんのうつわをお持ちですが、収納のコツはありますか?
収納のコツは特にないんです(笑)
ただ、トレイ類に関しては、クローゼットを改造し、靴箱のように棚を付けてもらい、出し入れしやすくしています。
また、レッスンに使ううつわは、セットで箱に入れています。
外側に何が入っているのか書いてあるので、まとめて取り出すことができます。
-多くのうつわに触れ、改めて感じる「うつわの魅力」や「うつわを知る楽しみ」についてお聞かせください。

うつわは、私の暮らしに欠かせない存在です。
うつわの魅力は、ただ料理を盛り付けるだけでなく、季節やシーンに合わせて食事をより美味しそうに見せてくれることです。
洋服を変えるように、夏はガラス、冬はお鍋というように、使い分ける楽しみもあります。
また、私はもともとうつわが好きですが、うつわを学んだことで、料理に適したうつわ選びやシーンに合った正しいうつわの使い方ができ、食の仕事に役立っています。
取材を終えて
Mariさんが話すうつわ選びやうつわ使いには、どれも学びがあり、まねしたくなるようなエッセンスが詰まっていました。
SNS等で見るMariさんの料理写真の魅力は、料理の素晴らしさに加え、洗練されたうつわ使いにあります。
今回お話を伺って、食材の色や季節、郷土料理ならその土地の背景にも注目し、うつわや小物選びをするプロフェッショナルな姿勢を感じました。
美しく、再現したくなる画像の背景には、うつわの素材や特性などの確かな知識に裏付けられているのだとあらためて実感しました。




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