子供の器づくりからはじまる、やさしい食育
- 赤松茜

- 2 日前
- 読了時間: 3分
「食育」というと、栄養バランスや食事のマナーを思い浮かべる方も多いかもしれません。
バランスの良い食事をより楽しい時間にするために、毎日使う「器」を自分で作ることも、子供にとって大切な食育のひとつです。
器づくりに向き合った時間は、大切な思い出として心に残ります。その体験は、日々の「食べる時間」を少し特別なものに変えてくれます。

ろくろで作る、世界にひとつのカップ
10歳の娘の一番のお気に入りの器はろくろを回して自分で作ったカップです。
くるくると回る土にそっと手を添えながら、初めてのろくろ体験に挑戦しました。はじめは思うようにいかず戸惑う様子もありましたが、土の感触を確かめながら、少しずつ形になっていく過程は、娘にとってとても貴重な体験になったようです。
完成したカップは、形が少し歪んでいても、それもまた自分らしさ。
お茶を飲むとき、ヨーグルトを食べるときなど、さまざまなシーンで自然と手に取る、一番身近な器になりました。
手のひらに収まるこのカップは、娘の大切な器となり、体調が優れない朝も
「このカップで牛乳を飲む」
と、元気につながる頼もしい相棒になっています。

器づくりを楽しんだのはこちら セラボクタニ

花坂陶石の粉砕から陶土が完成するまで、質の高い磁器土を製造する工程を間近で見学をすることができ、その材料を使って自分が器を作るという文化にも触れることができます。
ごはん茶碗も手づくり
娘が毎日の食事で使っているごはん茶碗は、「ポーセラーツ」という上絵付けの技法で作ったものです。
ポーセラーツは、シール感覚で絵柄を選び、貼り付けて焼成することで、自分だけのデザインを楽しめます。
好きな絵柄を選び、配置を考える時間は、想像力を育てる大切なひとときにもなります。

お茶碗の内側にもお気に入りの絵柄を入れ、最後までごはんを食べると、その絵柄が現れる工夫をしました。
そんな小さな仕掛けが、食事の時間を「おいしさ」だけでなく、「ワクワク」も感じられる時間にしてくれます。

器を作ることが、食育につながる理由
子供が自分で作った器を使うと、自然とさまざまな変化が生まれます。
器を丁寧に扱うようになる
食べ物を大切にする気持ちが育つ
「作ってくれた人」への感謝を感じる
「きれいに作れるか」よりも、「どんな気持ちで作ったか」が大切ですね。
器づくりは、正解がなく、失敗も含めてすべてが経験になります。

毎日の食卓に続く、ものづくりの体験
陶芸やポーセラーツは、その場限りの体験ではありません。
完成した器が手元に届き、毎日の食卓で使い続けることができます。
「今日はこの器で食べよう」そんな会話が生まれることも、器づくりならではの魅力です。
子供が作った器が、毎日のごはんの時間を少しやさしく、あたたかくしてくれます。





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