記者:粟村千晶
東京アートアンティークって?
東京駅に近いオフィス街・京橋。その一角に骨董店が並ぶエリアがあるのがずっと気になっていました。骨董のうつわに興味がるものの、お店の扉を開ける勇気がなく数年が経過。
↑ 赤いフラッグを見つけながら歩くのが楽しいです。
先日、そんな私にぴったりなイベント「東京アートアンティーク」の開催を知り、骨董店めぐりを決行! 「東京アートアンティーク」とは、日本橋・京橋エリアの骨董店・古美術店などが参加するアートイベント。骨董から現代アートまで幅広いジャンルの店舗、ギャラリーに自由に入場することができます。
各店に置いてあるマップが便利。散策のおともにいただきましょう。
参加店は80以上。とても1日では回りきれないので、事前に行きたいお店の場所をチェック。店頭のディスプレイなどを参考に、うつわを扱うお店を10店舗ほどめぐってきました。
骨董店は難しくない 小さな美術館感覚で楽しめます
最初に訪れたのが、中国の古陶磁を扱う老舗の骨董店。重厚な店構えに入りにくさを感じながらうろうろしていると、2人のお客さんが店内へ。その後ろに続くようにあわてて入店すると、唐の時代の壺や陶磁器の枕など貴重なものを見ることができました。
最初にハードル高めのお店に行ったことで、2店目以降はすんなりと入店。あえて入りにくそうなお店からスタートするのもおすすめです。
その後は、茶道具店や白い磁器のみ扱うお店など、気の向くままに立ち寄ってみました。店員さんはどなたも親切で、「気になったものがあれば触ってもいいですよ」と言われたので、値札にドキドキしながら何点か触らせていただきました。
また、北大路魯山人の数百万円の陶磁器を目の前で見ることができるなど、骨董店ならではの距離の近さも魅力に感じました。しかも入場料なし!
意外と入りやすい? ふだん使いできるうつわも見つかります
骨董店めぐりの後半は、若手作家さんのガラスの酒器や古伊万里のうつわなど、ふだん使いしやすい商品を扱うお店へ。2,000円代から購入できる印判や古伊万里が並ぶなど、初心者が入りやすいお店が意外とあることに安心。半日歩いてみて、行きつけにしたい骨董店を見つけることができました。
おわりに
東京アートアンティークの魅力は、古代から現代まで一度にさまざまなジャンルのアート作品に触れることができること。複数のお店をめぐることで、骨董店へのハードルの高さがかなり解消されました。
また、日本橋近辺での開催のため、買い物ついでに1人で散策できる気軽さも良かったです。骨董店が気になる方は、イベントを活用して最初の一歩を踏み出してみるのもおすすめですよ。
歩き疲れたので、日本橋の中国茶カフェで休憩。カフェ探しに困らないのもいいですね。
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